エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.294
2014.01.08 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは、「ZBOX ID」を実際に動作させ、そのパフォーマンスを各種ベンチマークテストにより検証していく。なおテストは借り受けた「ZBOX ID92」(型番:ZBOX-ID92-PLUS)にWindows 7 Ultimate SP1 64bit版をインストールして行った。
まずはCPUのパフォーマンスからチェックを開始する。今年9月にリリースされた定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い、Haswellベースの省電力版CPU「Core i5-4570T」の実力を確認しよう。
CINEBENCH R15(cb) |
上位のCore i7シリーズと比較するとやや分が悪いものの、シングルコアの数値は132を記録。マルチコアの数値は2倍以上の294で、2コア/4スレッドという点を考慮すれば、Hyper-Threadingの効果も出ており、十分な結果だ。
お次は定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」により計測を実施する。「ZBOX ID」ではグラフィックスカードの増設ができないため、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4600の実力頼みになる。ある意味このテストは重要なポイントと言えるだろう。なお、プリセット設定はノートPCやホームPC向けの「Cloud Gate」をチョイスしている。
Cloud Gate |
総合結果は4,303とまずまずのスコアをマーク。ゲームを前提とした利用ではなく、いわゆる“通常使用”の範囲であればまったく問題ないレベルだ。ライトなMMORPG程度ならプレイも可能だろう。