「OC Genie 4」と「XTU」によるオーバークロックを試す

「Z87I GAMING AC」では、独自ユーティリティ「Command Center」に加えて、Intel謹製オーバークロックツール「eXtreme Tuning Utility」（以下XTU）が同梱される。そこで今回は「Command Center」の「OC Genie 4」を使った簡易チューニングと「XTU」によるCPU倍率変更を試してみることにした。

「Command Center」を使えば、Windows上から「OC Genie 4」を有効にできる
Intel謹製ツール「XTU」。今回はCPU倍率のみ変更しているが、電圧やメモリクロック、レイテンシなど詳細な設定を行うことができる
定格状態の「CPU-Z 1.67.1」の結果。高負荷時はコア電圧が最大1.056Vまで上昇する
「OC Genie 4」を有効にするとコアクロックは4.00GHz、コア電圧は1.100Vに設定された	「XTU」による倍率変更では4.20GHzまでは安定動作が可能。コア電圧は定格とほぼ同等の1.051V

「OC Genie 4」によるオーバークロックでは4.00GHz駆動に自動調整、「XTU」による倍率変更では4.20GHzまで各種ベンチマークが完走できた。コア電圧を設定すれば、さらに高クロック動作が見込めるが、コンパクトPCでの運用なら安定性を重視したオーバークロックに留めておくほうが懸命だろう。