エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.296
2014.01.16 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
ここからは評価サンプルを箱から取り出し、外観からチェックを行っていく。外径寸法W280×D345×H290mmの小型筐体だけあって、外装箱もD420×W345×H365mmとコンパクト。パッケージ総重量約5.3kgは、年末からの激しい腰痛に悩まされている筆者にとって、たいへんありがたい軽量モデルだ。
外観を見ると、平坦なフロントパネルが象徴するように、現行「Obsidian」シリーズの洗練されたデザインを継承。「900D」や「350D」をそのまま短くカットしたような出で立ちだ。このように人気モデルとの共通点は、既に認知されたシリーズコンセプトに自ずと関連付けられ、信頼感にも繋がっている。
「Obsidian」シリーズの意匠が継承されたフロントパネルデザイン。中央下部にはCORSAIRのロゴがプリントされている | |
両サイドおよびトップ、さらにリア部も全てブラックでカラーを統一。随所に確認できるメッシュ仕様は、通気性の高さが期待できる |
CORSAIRロゴがプリントされた、フラットなフロントパネルは着脱が可能。両側にある印部を押すとロックが解除できる「プッシュラッチ式」を装備し、いつでも容易に取り外す事ができる。パネルを取り外すと、シャーシ前面にはプラスチック製の防塵フィルター、その奥に標準装備品の140mm口径ファンが顔を出す。つまりフロントパネルの着脱機構は、防塵フィルターのメンテナンス用というワケだ。
プッシュラッチ機構により固定されたフロントパネル。蝶番はないが、パネルは脱落せず斜めに”踏ん張る” | |
プラスチック製の枠と防塵フィルター。柔軟性があり、下部は引っ掛け式、上部はラッチ固定タイプで、簡単に取り外す事ができる |