エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.296
2014.01.16 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
次に冷却ファンレイアウトをご紹介しよう。標準で搭載される冷却ファンは、フロント140×140×25mm×1基と、正面右側面に120×120×25mm×1基の合計2基。デフォルトの状態では前面で吸気し、右側面で排気するというエアフローレイアウトが採用されている。
通常想定される筐体内部の風の流れ(矢印)とは違い、標準状態では右側面から内部の熱を排出。増設ファンにより、この流れを変更する事もできる |
フロントパネルの内部には、140mm口径ファン1基が標準で搭載される。ちなみに塞がれているように見えるフロントパネルの側面には、吸気用スペースを用意。見た目の印象よりも通気性は悪くない。
固定用プッシュラッチにより、フラットなフロントパネルはシャーシ側とは密着しておらず、吸気用の隙間が確保されている | |
140mm口径ファンは、200mm口径ファンにも換装が可能 | |
内側はケーブルの巻き込みを防止するファンガードを装備。ちなみに型番は「A1425L12S-2」(DC12V/0.30A)で3pinコネクタ仕様。なお詳細スペックは開示されていない |
右サイドには排気用120mm口径ファンを1基装備。オプション扱いながら、任意でさらに1基増設することができるようになっている。
フロント140mm口径ファンと直線エアフローを構築したいなら、リアの80mm口径ファンの搭載スペースを使おう。リア上部には80mm口径ファン2基分のネジ穴と通気孔が用意されており、任意で排熱を強化する事ができる。必ずしもPCケース内部のエアフローを、直線にする必要は無いが、回転数が低い静音仕様の冷却ファンをゆるやかに回しておくだけで、内部の熱環境はさらに良好になるだろう。
近頃では珍しい80mm口径冷却ファン×2基がマウントできるリア上部 | |
手持ちの80mm口径冷却ファンをマウント。ネジ穴部分には予めゴムブッシュが装着されており、付属のネジを使って冷却ファンが固定できる |