エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.297
2014.01.20 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
今回取り上げるThermaltakeのPCケース「Urban S31 Snow Edition」は、ATXおよびMicroATXフォームファクタに対応する、ミドルタワーPCケース。市場想定売価税込11,800円前後に設定された、お手頃なミドルクラスの新作だ。
Thermaltake「Urban S31 Snow Edition」(型番:VP700M6W2N-C) 市場想定売価税込11,800円前後 製品情報(株式会社アスク)(Thermaltake) |
製品名からも分かるように、このモデル最大の特徴は、PCケースのボディカラーとしては比較的選択肢が少ないホワイト「Snow Edition」である点だろう。内部が透けて見えるアクリルサイドウインドウを標準で装備した、シリーズ上位モデルだ。ちなみに「Urban」シリーズにはブラックカラーの「T31 Window」「T31」「T21」がラインナップされており、今回チョイスした「Urban S31 Snow Edition」は、その派生型兄弟モデルという位置付けとなる。
スペック表から確認すると、外形寸法はW206×D520×H500mmの標準的なミドルタワーPCケースで、主素材はスチール。フロントパネル等のパーツ類にはプラスチックが採用されている。なおスチール厚は非公表だが、公称7.3kgの重量も一般的なミドルクラスのそれと変わりは無い。
なお、各部詳細については個別に解説していくが、日本国内で発売される「Urban S31 Snow Edition」は専用モデルとして、グローバルモデルよりも標準搭載ファンの数が多い点は強調しておかなければならない。通常、フロントおよびリアに120mm口径ファンが各1基標準搭載されるのみだが、国内流通モデルはさらにトップ部に120mm口径×2基も装備されている。多くの国内ユーザーがトップ排気ファンを必要としていると考えた、メーカーおよび代理店の粋な計らいというワケだ。
日本専用モデルでは、フロントおよびリアに加え、トップ部にも120mm口径ファン×2基を標準装備 |