エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.297
2014.01.20 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
本稿最終セッションでは、「Urban S31 Snow Edition」で実際に組み込みを行ってみよう。とは言え、詳細な搭載手順や、PCの組み込み方法をご紹介するつもりはない。ここではPCケースの善し悪しを決める要所にフォーカスし、組み込みのし易さや、構成パーツのフィッティングをチェックしようというワケだ。
5.25インチベイを有効に活用すべく付属される「5.25 to 3.5” Cage」。3.5インチ変換アダプタである事は、その姿形から分かるものの、使い方が若干分かりにくい。そこで実際に3通りの使い方を試してみた。
「5.25 to 3.5” Cage」は、5.25インチベイ最下段に固定できるもの。今や風前の灯火となった3.5インチFDDや、3.5インチカードリーダーをマウントするには必須となる付属品だ。ここは四の五の言わず、画像を見て頂く方が話は早い。
3.5インチHDDまたは2.5インチSSDも搭載可能。つまり5.25インチオープンベイを、シャドウベイとして活用する場合にも使用できる。なお固定は、3.5インチHDDで側面インチネジ留め、2.5インチSSDで底面ミリネジ留めと、それぞれ異なる | |
3.5インチオープンベイとして利用した場合がコレ。HDDやSSDをマウントする場合とは異なり、「5.25 to 3.5” Cage」への装着方向が逆になる |
案の定、電源ユニットの横スペースは接続したケーブルの行き場として占有された。最小構成で、裏配線も試みた状態ながら、これだけのケーブルが余ってしまう。やはりこの場所に120mm口径ファンを増設する事は事実上、難しいだろう。
ケーブルマネジメントの観点から今後、電源ユニットから出るケーブルは側面単一方向だけでなく、上面が使われたりすれば面白いのではないだろうか |
搭載テストに用意したグラフィックスカードの長さは270mm。隣接するHDDケージ部までは、まだ実測20mm程度のスペースが残されていた。これだけの余裕があれば、装着作業も楽に行う事ができる。
奥行き270mmのグラフィックスカードなら、まだ余裕がある。これならHDDケージを犠牲にする事無く、多種多様なモデルをチョイスする事ができそうだ |