エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.298
2014.01.23 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、Windows Server 2012 R2 Standard、VMWare ESXi 5.5.0、Windows 7 Ultimate SP1 64bit版の3種類のOSを実際にインストールして、その挙動やドライバの適用状況を確認していくことにしよう。
正式対応が謳われているWindows Server 2012 R2 Standardでは、OSのインストール、ドライバの適用ともまったく問題なし。実際の操作でも描画のもたつきなどは感じられず、キビキビと小気味良く動作する。豊富なSATAポートを活かしたファイルサーバーや、デュアルギガビットLANと8コアのマルチスレッド対応による、ストリーミングサーバーなど様々な活用方法が考えられる。
正式対応が謳われているWindows Server 2012 R2ということで、特に問題なくインストール可能 | |
サーバー設定にはステップバイステップのウィザード形式を導入。初心者でも比較的容易にサーバーを構築できる | デバイス マネージャーを確認。不明なデバイスもなく、すべての機能を有効に活用できる |
続いて、動作を確認したのは、VMWare社が提供しているHypervisor型仮想OSサーバー、VMWare ESXi 5.5.0だ。こちらもネットワークドライバを導入するだけで、問題なく動作させることができた。対応クライアントOSが多く、起動ドライブからOSイメージの作成ができるため、まもなくサポートが終了するWindows XPマシンなどのバックアップ用途にオススメだ。
最後に正式対応が謳われていない、Windows 7 Ultimate SP1 64bitに挑戦。ドライバCDには対応ドライバが収録され、搭載デバイスの認識はすべて完了した。ただしグラフィックスチップASPEED「AST2300」の性能不足により描画が遅く、お世辞にも快適とは言えない状態だ。そこでRadeon HD 7750を搭載したところ、パフォーマンスは大幅に改善、サウンド機能も有効になり、コンシューマPCとして十分に使用できるようになった。
Windows 7エクスペリエンスインデックスの結果。グラフィックス系スコアを除けばいずれも「7」以上の優秀なスコア | |
ドライバCDにはWindows 7向けのドライバもすべて収録されていた | デバイス マネージャーを確認。Windows Server 2012 R2 Standardと同様、すべての機能を使用することができる |