エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.299
2014.01.31 更新
文:GDM編集部 Tawashi
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い、CPUのパフォーマンスからチェックを開始する。
CINEBENCH R15(cb) |
CPU性能が直接影響するベンチマークということもあり、結果もクロック通りの順当な結果になった。処理効率を高めたSteamrollerアーキテクチャを採用する「Kaveri」シリーズだが、今のところはクロック周波数がダイレクトに反映されるようだ。
続いて、内蔵GPUコアのパフォーマンスを確認するため、3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」によるテストを実施した。なお今回は内蔵グラフィックスのパフォーマンス検証ながら、プリセットには「Cloud Gate」のほか「Fire Strike」も選択している。
3DMark |
内蔵グラフィックスとしては非常に優秀なスコアをマーク。特に描画負荷の高い「Fire Strike」でも4ケタ台を記録した点には注目。現時点でドライバ熟成度が低い点を考慮すれば、今後の性能アップにもさらに期待できる。内蔵グラフィックスとしては最高クラスの製品といえそうだ。
ここからはゲームベンチマークを使用して、実際のゲームシーンにおける挙動を確認していく。まずは年明けからも好調の「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア”ベンチマークテストから。今回のテストでは解像度を1,920×1,080ドットに固定し、品質設定のプリセットを“最高品質”、“高品質”、“標準品質”(いずれもデスクトップPC)にセットして計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
全体的に内蔵グラフィックスとしては非常に優秀な結果ながら、最高品質/高品質環境でのプレイは設定変更が必須なレベル。しかしながら、標準品質であれば1,920×1,080ドット環境でもプレイは可能。解像度を落としたり設定を一工夫したりすれば、グラフィックスカードの増設なしで「ファイナルファンタジーXIV」がプレイできる、という点は十分評価に値する結果だ。
続いてライトゲーム代表として「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」ベンチマークの結果を確認しておこう。品質設定のプリセットは“標準品質”と“最高品質”にセット、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを計測した。
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク |
「ファイナルファンタジーXIV」の結果を踏まえれば当然のスコアを記録。1,920×1,080ドットの“最高品質”以外では、まったくプレイに支障をきたすことはない。内蔵グラフィックスとしてはとしては、十分すぎるパフォーマンスを実現している。