エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.300
2014.02.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による検証を進めていこう。計測ではなるべく高負荷の状態を作り出すために、すべての項目にチェックをいれ、ストレステストを実施している。
AIDA64 Extreme Edition:System Stability Testによる電圧の変化 | |
AIDA64 Extreme Edition:System Stability Testによる各電圧の最大/最小/平均値 | |
AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test実行時の消費電力推移(W) |
こちらも最大521.5W、平均で500W前後まで消費電力が上昇する負荷の高いテストだが、+12V出力はほぼフラット。最低電圧も既定電力を0.048V下回る11.952Vまでしか下がらず、+12Vに近い数値を維持している。+5Vや+3.3V出力にも変化は見られず、ストレージ類を多数搭載する環境でも安定性に不安はない。
次に定番3Dベンチマークテスト「3DMark」を使用して、ゲームプレイを想定した負荷環境を再現する。設定は最も負荷の大きい「Fire Strike」の“Extreme”プリセットを選択し、計測を行った。
3DMark:Fire Strikeによる電圧の変化 | |
3DMark:Fire Strikeによる各電圧の最大/最小/平均値 | |
3DMark:Fire Strike実行時の消費電力推移(W) |
これまでのテストから一転、消費電力は200Wから450Wの間を大きく変動しているが、出力グラフはこれまで同様安定している。各電圧最低値も変化なく、急激に消費電力が変化する環境でも、出力は一定に保たれている。また経験上「コイル鳴き」が発生しやすいテストであることから、音にも注意を払っていたが、電源、マザーボード、グラフィックスカードいずれからも高周波ノイズが発生することはなかった。