エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.300
2014.02.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後に人気オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア キャラクター編ベンチマーク”を使い、実際のゲームプレイにおける電圧推移を確認した。品質設定のプリセットは“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドットを選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編による電圧の変化 | |
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編による各電圧の最大/最小/平均値 | |
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編実行時の消費電力推移(W) |
こちらも比較的電力変化の大きいテストだが、各出力グラフはフラットで動作に問題はない。「EPM1350EWT」なら、動画エンコードのような長時間負荷が続くような処理から、急激に負荷が変わるゲームプレイまで、様々な用途で安定した動作が期待できる。
シングルグラフィックスでは、最高クラスの高負荷環境を用意して望んだ今回の検証だが、「EPM1350EWT」はすべてのテストで安定した出力を維持しており、余力は十分。より負荷の掛かるマルチグラフィックスやデュアルCPU構成でも難なく対応してくれることだろう。またPLATINUM認証の高効率デザインのため、消費電力が増加しても発熱が少なく、テスト中でもファンのノイズが低く抑えられているのが印象的だった。
発売から1年以上が経過した現在でも古さを感じさせない「EPM1350EWT」。ハイエンドPCの安定動作を狙うならオススメの1台だ |
そして「Platimax」シリーズに全体に目を向けると、フラッグシップモデルでは珍しく低容量モデルのラインナップが充実。特にミドルレンジ以下のPCを構築する場合、CPU、GPUともワットパフォーマンスを重視したモデルが多く、500Wや600Wクラスの高効率電源が用意されているのは嬉しいところ。Haswellで要求される最小電流値0.05Aの省電力マネジメントやケーブルのフラット化など、近頃のトレンドも押さえらており、発売から1年以上経過した現在でも古さをまったく感じさせない、先進的な構成もロングセラーの秘密と言えるだろう。