エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.302
2014.02.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、実際のゲームに即したベンチマーク検証に移ることにしよう。まずはDirectX 11対応の重量級ゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」から。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかるようにセットして計測を行った。なお解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
1,280×720ドットでは、CPUがボトルネックとなるためかスコアが頭打ちとなり、有意な差はついていない。一方、1,920×1,080ドットでは約3%まで差が拡大。基本解像度がフルHD以上へと移行している現行のゲーム環境では、オーバークロックモデルを選択した方がパフォーマンス的には有利だろう。
次に人気オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア キャラクター編”のスコアを確認していこう。品質設定のプリセットは“最高品質”にセット、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
正直ハイエンドVGAのパフォーマンス測定にはやや軽すぎる印象の本ベンチマークソフト。1,920×1,080ドット環境でも、“非常に快適”な動作が保証される“7,000”をダブルスコアで楽々クリアする。チューニングの効果も約3%と順当な結果で、より高解像度な環境にも十分対応できるだろう。
続いて、カプコンの人気ホラーアクション「バイオハザード6」でベンチマークテストを締めくくろう。品質設定は“最高品質”に設定し、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択した。
バイオハザード6ベンチマーク |
こちらも解像度に関係なく、とても快適な動作が保証される“Sランク”を獲得する素晴らしいスコア。ここまでの結果を見る限り「R9 290X Twin Frozr 4S OC」なら、現行ほぼ全てのゲームを高画質・高解像度で楽しむことが可能。ゲーミングPCにはまさにうってつけの1枚となりそうだ。