エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.304
2014.02.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「FM2A88X-ITX+」を画像で確認していくことにしよう。まずはPCの安定動作に重要なCPU周りから。電源回路は、AMD APUに最適化されたPWMコントローラIntersil「ISL6377」による4+2フェーズ回路を搭載。さらに耐久性に優れるタンタルコンデンサや日本製プレミアムゴールドコンデンサ、最大効率90%以上の高効率MOSFETなど、コンポーネントにもこだわることで高い耐久性と安定性を実現している。
ノースブリッジの主要機能はAPUへと統合されているため、「FM2A88X-ITX+」はAMD「A88X」の1チップ構成。SATA3.0×8やUSB3.0×4などを備える最上位チップセットで、スペースに制限のあるMini-ITX基板ながら高い拡張性を実現している。
チップセットにはW25×L25×H7mmの小型ヒートシンクを搭載。検証中でも触れなくなるほど発熱することはなく、冷却性能は問題ない |
メモリスロットはデュアルチャネル対応の2スロット構成で、最大容量は32GB。動作クロックは、Kaveriの定格2,133MHzを超える2,400MHzまで正式サポートされ、プロファイルは「AMP」と「XMP」いずれにも対応する。
片側ラッチフリーのメモリスロット。メモリ速度はグラフィックス性能に直結するため、なるべく高速な製品を用意したい | |
UEFIに用意されるプリセットは800MHz~2,400MHzの7段階 | XMPプロファイルにも対応するため、標準的なオーバークロックメモリをそのまま使用できる |