エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.304
2014.02.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「BattleField 4」のオプション設定では、グラフィックスAPIを“MANTLE”と“DIRECT3D 11”から選択可能 |
まずは「Mantle」への正式対応をいち早く発表したFPSゲーム「BattleField 4」のスコアから。解像度は1,920×1,080ドットに固定して、画質設定は「低」と「中」を選択。「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「BattleField 4」のコマンドを使い計測した。
BattleField 4(fps) |
Mantleによるパフォーマンス向上は、「画質設定:低」で約11%、「画質設定:中」では約6%とやや低調。フレームレートも、それぞれ45.7fpsと36.4fpsまでしか上がらず、現在のドライバでは「BattleField 4」を快適にプレイするのは少々難しい。
「Star Swarm benchmark」起動画面。こちらも描画APIを“Mantle”と“D3D”から選択できる |
続いて、Radeon R9 290Xでは劇的な効果が見られた「Star Swarm benchmark」のスコアを確認していこう。シナリオは「Follow」、セッティングは「Low」と「Medium」の2種類を選択している。
Star Swarm benchmark(fps) |
「Low」設定ではパフォーマンスにほとんど変化なし。GPU負荷の上がる「Medium」設定でも約12%と、想像していたほどの効果は得られなかった。「Catalyst 14.1 Beta Driver」では、Kaveriへの最適化があまり進んでいないようで、過度の期待は禁物。今後のバージョンアップでの改善を待つことにしよう。