エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.305
2014.02.26 更新
文:GDM編集部 Tawashi
まずは基本スペックの確認から開始。チップセットにIntel Z87 Expressチップを採用する「GA-Z87X-UD3H」はミドルレンジ向けと呼ぶには贅沢なスペックが特徴だ。品質規格は最上位の「Ultra Durable(TM)5 Plus」に準拠。電源回路には、定評のあるInternational Rectifier(以下IR)製デジタルPWMコントローラとIR製ICチップ「PowIRstage(R)」を採用する。ゲームプレイのような高負荷が長時間続く環境はもちろん、低発熱で効率的な運用を考慮し、製品を長く使えるように搭載するコンポーネントにこだわった設計だ。
また、耐久性を従来の約2倍に引き上げた、“超耐久ブラックコンデンサ”こと「Durable Black Solid Cap」や、UEFIが破損した場合でも、バックアップROMから自動的に復旧できる「UEFI DualBIOS(TM)」。USB3.0ポートごとにヒューズを搭載する「One Fuse per USB Port」設計など、信頼性や安定性を重視した作りになっている。
「One Fuse per USB Port」。外部ストレージデバイスや光学ドライブなどのUSBデバイスに安定性を提供するデザイン。また、個別に用意された低抵抗ヒューズは、一時的に電圧が低下した時にも安定した電力を給電可能とする |
「Ultra Durable(TM)5 Plus」準拠の高品質デザインとなる「GA-Z87X-UD3H」だが、搭載コントローラにも妥協はない。ネットワークコントローラには、安定性に定評のあるIntelチップを採用。さらにサウンド回路には、ヘッドフォン用の高出力アンプを搭載し、600Ωのハイインピーダンスヘッドフォンをサポートするなど、ゲーマーにとっても嬉しい機能が用意されている。
充実のバックパネルインターフェイス。USBポートは全てUSB3.0で統一。PS/2ポートも備え、キーボードこだわり派も安心 |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×3、PCI×1で、NVIDIA SLIとAMD CrossFireXに対応。メモリスロットはDDR3 DIMM×4本で、自己責任のオーバークロックが前提ながらDDR3-3000動作もサポートされる。
ヒートシンクと同じブルーカラーリングの本体パッケージ | パッケージ裏面には各種機能の詳細な説明が記載されていた |
付属品一式。マニュアルやインストレーションガイド、ドライバCDの他、2-Way SLIブリッジ、SATAケーブル×4本、ブラケットカバーが同梱される |