Antec「P100」外観スタイル全方位チェック

ここからは編集部に到着した評価サンプルを箱から取り出し、外観スタイルからチェックを開始する。なお本体は「Performance One」シリーズに共通する、製品画像がプリントされた化粧箱に収められている。パッケージサイズはW285×D520×H585mmで、背面には「P100」の特徴が画像付きで紹介されている。

	W285×D520×H585mmの化粧箱は、Antec「Performance One」シリーズ共通のデザインを採用。お馴染みのオレンジラインには、「Designed by Antec in California」の文字がプリントされている

270°開閉ダブルヒンジ式フロントドア

Antec「Performance One」シリーズの外観デザインに共通するのは、フロントドアの存在。シリーズの象徴とも言える開閉ドアは、遮音性を高める効果が期待できる。漏れる音を抑え込む外観的な分かりやすさも手伝って、シリーズ登場以来、自作派から支持を得ているスタイルだ。
　また「P100」では「270°開閉ダブルヒンジ式」を採用。一般的なPCケースのフロントドアとはひと味違い、開閉アクションにひと工夫加えられている。

270°開閉ダブルヒンジ式フロントドアはフルオープン時、左サイドパネルに密着できる角度まで開放可能。これを実現するダブルヒンジ機構とは？
”ヒンジ（蝶番）が上下2箇所”ではなく、1箇所で2段階アクションできるのが「ダブルヒンジ」。開閉ドアとフロントパネルに2つのヒンジ機構を備える事で、180°+90°の開放が実現するというワケだ
	ドアの固定にはマグネットを使用。開閉ドア中央部に1個、四角形の磁石が埋め込まれていた。これは「P280」共通の手法

プラスチック製フロントパネル

270°ダブルヒンジ開閉ドアを開くと姿を現すフロントパネル。素材はプラスチック製で、スチール製シャーシに固定されている。この面には5.25インチオープンベイ×2段と、大きなハニカム形状の着脱式防塵フィルタが装備されている。

フロント開閉ドアを最大まで開放し、フロントパネルをチェック。上段に5.25インチオープンベイ、中下段に防塵フィルタが装着されている

フロント吸気ファン前面に装着された防塵フィルタは、上端2箇所のツメで固定。容易に着脱が可能で、付着したホコリをこまめに除去する事ができる。プラスチック製なので、水洗いできる

フロントアクセスポート

外部USB機器やスマホ充電等に便利なフロントアクセスポートは、USB3.0とUSB2.0が各2ポートずつ装備されている。設置場所はフロントドアの開閉に依存しないトップ部分で、ヘッドフォン端子、マイク端子やメインスイッチ、リセットスイッチも同位置にレイアウトされている。

フロントアクセスポートは、正面左からUSB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドフォン、マイクと並び、その右横にはメインスイッチ、リセットスイッチが装備されている