エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.306
2014.02.28 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
オプションの電源ユニットはボトムレイアウトを採用。下向きにマウントされる電源ユニットの冷却ファン用に、通気孔が設けられている。なおスライド式の防塵フィルタも装備され、メンテナンス性も良好だ。
フラットなボトム面は、電源ユニットのマウントスペース。冷却ファン増設スペース等がないだけに、余ったケーブル類も気兼ねなく”放置”する事もできる。もちろん電源ユニットの奥行きも気にする必要が無い | |
スライド着脱式防塵フィルタは、電源ユニット吸気ファン用。本体を立てたままでスライドできるため、メンテナンスは容易 |
ケーブルマネジメントに配慮された、イマドキPCケースらしい設計も「P100」の特徴。裏配線に重要なマザーボードトレイのスルーホールは、縦列に3つ、電源ユニット付近に横1つレイアウト。さらにCPUソケット左上にレイアウトされる、CPU補助コネクタ用の穴も用意されている。なおマザーボードトレイとサイドパネル間の裏配線スペースは実測約20mm。最も太い24ピンATXメインケーブルの配線も無理なく行う事ができるだろう。
複数レイアウトされた、ケーブルマネジメントホール。主要なスルーホールには、ケーブル外皮を傷つけないグロメットが装着されている | |
外れやすいグロメットは、片側3つのツメで固定の補助を行う。タイラップを通す穴も要所に確認できる | |
裏配線スペースは実測約20mmを確保 | マザーボード上部エリアをカバーするスルーホールは2箇所 |
CPUクーラーメンテナンス用のカットアウトは、実用性を考慮し開口部はかなり大きい。バックプレートを使ったCPUクーラーの換装や、空冷から水冷に移行する場面では重宝するギミックだけに、大いに活用したい。
CPUクーラーメンテナンス用カットアウト。バックプレートを用いたCPUクーラーのマウントや換装は、マザーボードをPCケースに固定したまま行う事ができる |