エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.308
2014.03.13 更新
文:GDM編集部 池西 樹
チューニング動作を確認したところで、ここからはベンチマークソフトを使ったパフォーマンス検証に移ることにする。まずは定番3Dベンチマークソフト「3DMark」の計測から。プリセット設定は、DirectX 11対応の「Fire Strike」と、より負荷の高い「Fire Strike:Extreme」の2つを選択。動作クロックは出荷時のカスタマイズクロック(以降:標準)、定格クロック相当(以降:定格相当)、オーバークロック(以降:OC)の3段階で測定を行った。
Fire Strike | |
Fire Strike:Extreme |
「定格相当」との比較では、「Fire Strike」「Fire Strike:Extreme」とも約1%とほとんど誤差の範囲。もともとのクロック上昇率が小さいこともあり、過度の期待は禁物だ。一方、手動チューニングを施した「OC」では、約12%パフォーマンスが向上しており、1ランク上の性能を発揮する。
続いて、DirectX 11対応のゲームベンチ「ロストプラネット2ベンチマーク」にて計測を行った。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる状態で計測している。なお解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択した。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
FPSゲームの中でも重量級と言われる「ロストプラネット2」だが、1,280×1,080ドットなら最高画質でも60fpsオーバーの素晴らしいスコア。1,920×1,080ドットでもシングルプレイの合格点である30fpsを優に超え、設定を多少緩めてやればマルチプレイにも支障のないレベルまで、フレームレートを引き上げることができるだろう。