エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.308
2014.03.13 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、人気オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア キャラクター編”のスコアを確認していこう。品質設定のプリセットは“最高品質”にセット、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1,280×720ドットでは“非常に快適”とされる“7,000”を楽々クリア。1,920×1,080ドットでも“とても快適”な動作が保証され、パフォーマンスは上々だ。さらに「定格相当」との差は小さいが、「OC」による効果は抜群。1,920×1,080ドットで、7,000オーバーを狙えるのは、大きな魅力と言えるだろう。
カプコンの人気ホラーアクション「バイオハザード6」にて、ベンチマークテストを締めくくることにしよう。起動時にNVIDIAのロゴが表示されるなど、最適化も進んでいるタイトルだけに、そのスコアは気になるところ。なお、品質設定は最高品質に設定し、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択した。
バイオハザード6ベンチマーク |
こちらは解像度に関係なく、とても快適な動作が保証される“Sランク”を獲得し、高画質・高解像度な設定でもゲームを楽しむことができる。また「OC」による効果も約12%としっかりと発揮されているのも嬉しいところ。いずれのベンチマークでも、手動チューニングの効果は高く、パフォーマンス不足を感じる場合には、グラフィックスカード交換の前に、まずはオーバークロックを試してみるといいだろう。
ベンチマークでは良好なパフォーマンスを発揮した「GeForce GTX 750 Ti 2GB TwinCooler」。しかし、ミドルレンジ向けグラフィックスカードでは、静音性や冷却性能などトータルバランスも重要だ。そこで本項ではストレステスト「OCCT 4.4.0:GPU Test」を使い、搭載クーラー「TwinCooler」のポテンシャルを検証していこう。
GPUコア温度(℃)/室温23.4℃ |
強制的に100%の負荷を掛けるかなりシビアなテストだが、温度は70℃前後までしか上がらず優秀。オーバークロック時の温度上昇も誤差の範囲内で、長時間負荷が続くゲームプレイでも安定した動作が期待できる。
ノイズレベル(dBA)/室内ノイズ32.1dBA |
またファンの回転数を確認すると、「OC」時でもアイドル時は約33%、高負荷時約45%で余力を残す結果。騒音値もそれぞれ32.4dBA、42.5dBAと静音志向で、ケース内に収納してしまえば、ケースファンの音に紛れてしまうだろう。冷却性能・静音性とも優れており、内部エアフローが厳しいことから、グラフィックスカードの搭載を諦めていた人にも安心してオススメできる。