エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.309
2014.03.19 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
そしてキーボード上部に目を向けると、電源ボタンを挟んで両サイドにタッチパネルのコンソールが配置されている。便利な機能にワンタッチでアクセスできるインターフェイスで、クーラーを瞬時に全開動作させてCPUとGPUの温度を一気に低下させる「Cooler Boost」や、各種設定項目を網羅した「Dragon Gaming Center」などが起動できる。
ゲーミングモデルとして見逃せない装備として、「GX60 Destroyer」が搭載するQualcomm Atheros製ネットワークコントローラ「Killer E2200」に触れないわけにはいかないだろう。MSIは同コントローラを積極的にマザーボード・ノートPCに採用してきた、いわば先駆者といえる存在。今やすっかり「GAMING Series」の標準装備として定着した感がある。
トラフィックを自動検出してネットワークパフォーマンスを最適化、カクつきや操作ラグを低減してくれる特性は、まさしくゲームでこそ威力を発揮するもの。その大いなるパフォーマンスの程は、是非以前の検証レビューで確認していただければ幸いだ。
MSI「GAMING Series」ではもはやお馴染みとなった、Qualcomm Atheros製のネットワークコントローラ「Killer E2200」を搭載。一瞬の遅れが命取りになるオンラインゲームで威力を発揮してくれるだろう |
最後に、これまたゲーミングシーンに欠かせないピースであるオーディオ機能に目を向けてみよう。スピーカーはデンマークの老舗ブランドDynaudio製の2.1chスピーカーで、そのノートPCらしからぬ立体的な音響効果には驚かされること請け合い。さらにCreative製ソフトウェアスイート「Sound Blaster Cinema」によるバーチャルサラウンド出力に対応するほか、内蔵アンプ「Audio Boost」回路がクリアで迫力あるヘッドホンサウンドを楽しませてくれる。
ノートPCのスピーカーは残念、という概念は「GX60 Destroyer」とは無縁。立体感あるDynaudioサウンドがゲームプレイを盛り上げてくれる | |
バーチャルサラウンド「Sound Blaster Cinema」に対応したオーディオ入出力「Audio Boost」を搭載。クリアで遅延のないサウンドを実現、ヘッドセットでボイスチャットを多様するゲーマーには最適な機能だ |