エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.310
2014.03.22 更新
文:GDM編集部 Tawashi
まずはCPUのパフォーマンスからチェックを開始する。定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い、Ivy Bridgeベースの省電力版CPU「Core i3 3227U」の実力を確認しよう。
CINEBENCH R15(cb) |
ひと世代前のIvy Bridgeベース、さらにCore iシリーズではターボ・ブースト機能にも対応しないローエンドモデル「Core i3-3227U」ということで、スコアもそれなりの結果に。シングルコアの数値65に対してマルチコアの数値は2倍以上の172と、Hyper-Threadingの効果も確認できるが、全体的なスコアは低めとなっている。
お次は定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」を使って、グラフィックス機能のポテンシャルを検証する。「ZBOX ID45」ではグラフィックスにGeForce GT 640(DDR3 2GB)を採用するため、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4000では得られない描画性能が期待できる。なお、プリセット設定はノートPCやホームPC向けの「Cloud Gate」をチョイスした。
Cloud Gate |
総合結果は5,269と予想通りのスコアをマーク。GeForce GT 640のグラフィックス性能としては順当な結果といえ、ライトなMMORPG程度ならプレイに支障はない。CPU内蔵のGPU機能では満足できないという人も納得の性能といえそうだ。
ここからはゲーム系ベンチを使用し、実際のゲーミングシーンにおける挙動をチェックしておこう。まずは、大型MMO RPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」ベンチマークテストの結果から確認しおきたい。テスト条件はグラフィック設定を“標準品質”と“最高品質”にセット。解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測を行っている。
ドラゴンクエストXベンチマーク |
グラフィック設定“標準品質”では1,280×720ドットで“7,354”、1,920×1,080ドットで“5,920”を計測。さらに“最高品質”でも1,920×1,080ドットで“4,159”となり、オンボードグラフィックスでは難しい高画質設定での快適なゲームプレイが可能だ。