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エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.19

キーワードはゲーミングデバイス。好調CORSAIRが語る新たな戦略

2014.03.25 更新

文：GDM編集部 Tawashi / 絵踏一

編集部：
具体的に気になっている製品についてお聞きします。先ほどお話にも出たイルミネーションキーボード「Cherry MX RGB」。こちらはどういった製品でしょうか。
Tim氏：
最大の特徴は、Cherryと共同開発した新型の「Cherry MX RGB」です。ハウジングは従来とは異なるブラックではなく透明カバーで包まれており、内部にはレッド、グリーン、ブルー3色のLEDを内蔵しています。これら3色LEDを組み合わせることで、メカニカルキーボードとしては世界初となる1,680万色イルミネーションを実現します。指向性があるような光り方ではなく、キー全体が光るようなイメージですね。当初は耐久性が課題でしたが、それも解決しました。


メカニカルキーボード初の1,680万色イルミネーション実現のキーボードがCORSAIRから発売予定。ゲームの演出に対しインタラクティブに反応させるといった効果も期待できる

編集部：
全くのゼロから開発したということですね。
Tim氏：
その通りです。金型から始まり、従来のCherry MXとは異なる製造方法になっています。
編集部：
どのような使い方ができるのでしょう。
Tim氏：
このギミックがどういった効果を生み出すのか。それは、ゲームと連動することで、よりポテンシャルを発揮すると考えています。例えばですが、FPSをプレイしていてダメージを負った瞬間、キーボード上にレッドカラーの血がぱっと飛び散ったような演出がされる、といったインタラクティブな演出も可能になります。

編集部：
ソフトウェア開発もCORSAIR社内で行うのですか。
Tim氏：
根幹的な部分はCORSAIRで作りますが、オープンソースにする予定です。それによりユーザーが好きにプログラムしてもらったり、ゲームベンダーとコラボしたりといったところまで視野に入れています。
編集部：
発売が待ち遠しいですね。いつ頃を予定していますか。
Bertrand氏：
「Cherry MX RGB」のアナウンスは終わっていますが、具体的にどのようなキーボードになるかといった正式な発表はCOMPUTEX TAIPEI 2014を予定しています。
編集部：
採用する軸は何パターンか用意されるのでしょうか。
Bertrand氏：
「赤軸」や「青軸」、「茶軸」といった主要なラインナップを検討していますが、販売する地域によって変わると思います。
編集部：
コストもかかりそうなイメージですが、価格はどの程度を予定していますか。

Bertrand氏：
日本市場での販売価格は現時点決まっていません。COMPUTEX前後の正式発表をお待ち頂ければと思います。

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