エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.311
2014.03.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
ここからは期待の新製品、ENERMAX「ETS-N30」シリーズの評価サンプルを箱から取り出し、外観スタイルからチェックをはじめよう。なお「ETS-N30」はヒートシンクこそ同一ながら、搭載ファン違いによる2種類がラインナップされている。ここではBlue LEDが内蔵された「ETS-N30-TAA」を中心に検証を進めて行く。
「ETS-N30」シリーズは、定格常用の極めて一般的なユースに向けて設計された、サイドフロー型CPUクーラーだ。ヒートシンクは明らかにメモリスロットへのはみ出しを抑えたナロータイプで、冷却機器本来の性能もさることながら、使い勝手の良さはユーザーを選ばない。
無闇に大型化することなく、手頃なサイズに仕上げられた「ETS-N30」。冷却能力を保ちつつ、メモリスロットへのはみ出しを回避し、より汎用性を高めた設計は無駄がない | |
通常バックパネルI/O側に位置するヒートシンク面。放熱フィン自体は前後同一デザインながら、吸排気方向は決められている。これについては後ほど解説しよう |
ヒートシンクの放熱フィンはアルミニウム製。1片は幅約92mm、縦約50mm(実測)の42枚重ねで構成されている。ここでは冷却ファンを取り外し、ヒートシンクのみにフォーカスしてじっくり観察してみよう。
92mm口径ファンとカバーを取り外した状態のヒートシンク。アルミニウム製放熱フィンは42枚で構成されている | |
CPUソケット周辺コンポーネントとの物理的干渉を回避する、ナロータイプデザインで、ヒートシンク自体は中型モデルとなるだろう |