エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.312
2014.03.29 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、GPU向けベンチマークソフトを使ったパフォーマンス検証に移ることにしよう。まずは定番3Dベンチマークソフト「3DMark」の計測から進めていく。ハイエンドグラフィックスということを考慮して、プリセット設定は、DirectX 11対応の「Fire Strike」と、より負荷の高い「Fire Strike:Extreme」の2つを選択している。
Fire Strike | |
Fire Strike:Extreme |
GPU性能の影響が大きいベンチマークということもあり、動作クロックに準じて綺麗にスコアがアップしている。特に「定格相当」と「OC」の比較では、メモリクロックのチューニング効果もあり、Graphics Scoreは約16%、総合スコアは約14%と、1クラス上の性能を発揮する。
続いて、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」の結果を確認していこう。プリセット設定は、DirectX 9のAPIを使う“Basic”と、DirectX 11のAPIを使う“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
いずれのプリセットでもAverage FPSは60FPSを上回り、計測中はコマ落ちが発生するシーンもなく滑らかに動作するのは、さすがフラッグシップといったところ。またAverageFPSとMaxFPSでは、チューニング効果もしっかりと表れ、「定格相当」と「標準」の比較で約7%、「標準」と「OC」では約9%フレームレートが向上している。