エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.312
2014.03.29 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからはゲームベンチを使用して、実際のゲーミングシーンにおける挙動をチェックしていく。まずはMantle対応をいち早く打ち出した「バトルフィールド4」から。解像度は1,920×1,080ドットに設定、画質設定は“高”と“最高”を選択し、「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでのフレームレートを「バトルフィールド4」のコマンドを使用して計測している。
バトルフィールド4:画質設定“高”(fps) | |
バトルフィールド4:画質設定“最高”(fps) |
フルHD解像度なら“最高”画質設定でもゲームプレイにまったく問題なし。検証環境がIntelプラットフォームのため、Mantle APIによる伸びしろは小さいが、こちらも確実に効果は見て取れる。そして最も注目したいのがチューニング効果だ。いずれのAPIでも、「定格相当」と「標準」で約9%、「標準」と「OC」では約10%と大きくスコアが向上した。「バトルフィールド4」では、高い冷却性能と良質のコンポーネントを活かし、オーバークロックに挑戦するメリットはかなり大きいことがわかる。
続いて、DirectX 11対応の重量級ゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」をチョイス。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる状態で計測を行った。なお解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
これまで良好な結果を示してきたチューニングだが、「ロストプラネット2ベンチマーク」では、CPUがボトルネックとなっているためか、「定格相当」と「標準」で約4%、「標準」と「OC」では約5%とやや低調な結果。総合パフォーマンスが重要なゲームでは、CPUやメモリのオーバークロックも視野に入れた、トータルなチューニングを検討する必要がありそうだ。