エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.315
2014.04.05 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
外装周りをチェックした後は、内部構造をくまなく見ていこう。「IW-CF02(901)」はMini-ITX対応のミニタワーPCケースだが、ひと通りの構成パーツが搭載できるように設計されている。ここからは各構成パーツのマウントスペースと、固定方法を解説しよう。
強化ガラス製サイドパネルを取り外した、左側面。一般的なタワー型PCケース同様、組み込みはこちらの面を開放して行う事になる | |
こちらは右側面。マザーボードトレイ背面にあたり、裏配線用のスルーホールもしっかり装備されていた |
そもそもMini-ITXは170mm四方のコンパクトな基板が特徴。それだけにPCケースもコンパクトなモデルを選択したい。一方で内部容積も小さくなっていくから、ミドルタワーほど期待できないのが、ストレージの収納力だ。
「IW-CF02(901)」は、フロント寄り上部にストレージ搭載エリアが割り当てられている。スペック表を確認すると、このスペースには2.5インチと3.5インチ共用のシャドウベイが2段、2.5インチ専用シャドウベイが2段用意されている。各シャドウベイをフル活用する場合、3.5インチHDD×2台+2.5インチSSD×2台、3.5インチHDD×1台+2.5インチSSD×3台、2.5インチSSD×4台という3通りの組み合わせがチョイスできるワケだ。2.5インチSSDをRAID構成にしたり、3.5インチ大容量HDDを2台マウントさせるなど、ある程度の自由度も確保されている。Mini-ITX対応PCケースとしては、ストレージ収納力は高いと考えていいだろう。
フロント寄り上部に集約されたストレージ搭載エリア |
2.5インチSSDと3.5インチHDDが共存できる共用シャドウベイ。非脱落型ハンドスクリューで固定された蝶番付きレバーを外せば、専用トレイを引き出す事ができる。2セット分が用意された専用トレイには、ネジ留め式で2.5インチSSDまたは3.5インチHDDが固定可能。インターフェイスはSATA専用で、コネクタ接続の必要がない「SATA EZ-Swap Module」が2台分装備されている。