エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.315
2014.04.05 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
次にエアフローレイアウトをチェックしてみたい。Mini-ITX対応のスモールPC向けケースとなると、大口径冷却ファンを複数搭載するという設計は不可能だが、最低限の装備として、フロント寄りに120mm口径ファン×1基、リアに92mm口径ファン×1基の最大2基が搭載できるようになっている。
「IW-CF02(901)」のエアフローレイアウト。冷却ファンはいずれもオプション扱いで、出荷時は非搭載となっている |
フロント寄りに用意された120mm口径ファン増設スペース。任意で搭載する120mm口径ファンは、ドライブベイエリアに向けて風を送り込むエアフローレイアウトが採用されている。なるほど、フロントボトム部の大きな開口部は、スリム光学ドライブのメディア出し入れ用と、冷却ファンの吸気スペース兼用というワケだ。見方によっては苦肉の策ともいえるが、デザインを崩す事はなく、なかなかよく考えられている。
リア部にも冷却ファン増設スペースが用意されている。CPUソケット付近に位置する冷却ファンスペースは、一体成型の外装パネルではなく、内側に位置する黒塗装のシャーシ面。バックパネルI/O横スペースを利用しているワケだが、PCケースの幅から口径は92mmに止められている。
リアファン増設スペースは、92mm口径に対応。固定には付属のテーパーネジを使用する |