エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.316
2014.04.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、カプコンの人気ホラーアクション「バイオハザード6」のスコアも確認しておこう。品質設定は“最高品質”に設定し、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2種類を選択した。
バイオハザード6ベンチマーク |
NVIDIA系GPUに最適化されていることもあり、解像度に関係なく“とても快適”な動作が保証される“Sランク”を獲得。また「Silent」と「OC」では約4%スコアに差がでており、「3DMark」並にパフォーマンスが向上しているのも嬉しいところ。ここまでのベンチマークを見る限り、NVIDIA GeForce GTX 750 Tiでは、GPUクロックによる伸びしろが大きく、カスタムモデルを選択するメリットが大きいことがわかる。
ここからはGPUに強制的に負荷を掛けるストレステスト「OCCT 4.4.0:GPU Test」を使い、「Advanced Twin Frozr IV」クーラーの挙動をチェックしていこう。上位モデルに比べるとやや簡素化されている印象だが、冷却性能や静音性にどのような影響があるのだろうか。
GPUコア温度(℃)/室温23.4℃ |
強制的に100%の負荷を掛ける、かなり過酷なテストにもかかわらず、高負荷時の温度は56℃までしか上がらず、「Advanced Twin Frozr IV」の冷却性能はまさに圧巻。動作モードによる影響もなく、これから暑くなる季節を迎えるにあたりまったく不安はない。
ファン回転数(rpm) | |
ノイズレベル(dBA)/室内ノイズ32.1dBA |
またファンの回転数を確認すると、最も負荷の高い「OC」でもアイドル時は863rpm(約32%)、高負荷時999rpm(約35%)と余力を残す結果。騒音値もアイドル時は33.1dBA、高負荷時でも40dBAを上回ることはなく、PCケース内に収納してしまえば、ほぼ無音に近い状態で運用できるだろう。