エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.317
2014.04.13 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは「BRIX Pro」を実際に動作させ、そのパフォーマンスを各種ベンチマークテストにより検証していく。なおテストOSにはWindows 7 Ultimate SP1 64bit版をインストールした。
まずはCPUのパフォーマンスからチェックを開始。定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い「Core i7-4770R」の実力をしっかり確認しておこう。
CINEBENCH R15(cb) |
テストの結果、クロック3.20GHz、TB時クロック3.90GHzという高スペックがそのまま表れる形となった。シングルコアの数値は152、マルチコアの数値は4倍以上の717を記録し、Hyper-Threadingの効果もしっかりと確認。小型ベアボーンに搭載されるCPUとしては、非常に贅沢なスペックと言えるだろう。
お次は定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」を使って、グラフィックス機能「Iris Pro 5200」のポテンシャルを検証する。Haswell世代最高のグラフィックス機能をもつ「BRIX Pro」だけに結果が気になるところだ。なお、プリセット設定はノートPCやホームPC向けの「Cloud Gate」と、より負荷の高い「Fire Strike」の2つを選択した。
Cloud Gate | |
Fire Strike |
DirectX 10ベースの「Cloud Gate」では、総合スコア「3DMark」で10,000オーバーを記録。さらにグラフィックス性能が問われる「Graphics」でも“14,185”を記録するなど、CPU内蔵のグラフィックス機能としては非常にハイレベルな製品であることが分かる。なお、CPUの処理能力が問われる「Physics」は7,000越えを計測。前述のCINEBENCH R15の結果同様、TB時4GHzに迫るCPUパワーが素直に証明された格好だ。
一方の「Fire Strike」では、総合スコア「3DMark」で“1,388”、「Graphics」で“1,435”を記録。DirectX 11ベースの負荷が高いテストながら、4ケタ台のスコアを計測するなど健闘している。