エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.318
2014.04.17 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まず先頭は、定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」から。プリセット設定はDirectX 11対応の「Fire Strike」のほか、ミドルレンジのGTX 750 Ti/GTX 650 Tiには多少荷が重そうな「Fire Strike“Extreme”」も同時に計測を行った。なお、グラフ表記は、便宜上「GV-N75TWF2OC-2GI」を“GTX 750 Ti OC”、「GV-N65TOC-2GI」を“GTX 650 Ti OC”としている。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
さすがにリファレンスから約20%オーバークロックされているだけあって、「Fire Strike」「Fire Strike:Extreme」ともにスコア差は10~13%ほどと大きい。実際のゲームシーンでも十分な効果が期待されるため、チューニング済みの「GV-N75TWF2OC-2GI」を手に取るメリットとしては十分だ。
また、先代の「GV-N65TOC-2GI」もリファレンスからかなりのオーバークロックが施されているにも関わらず、最新GPUとの差は歴然。高負荷になるとその差はさらに拡大し、“Extreme”プリセットのGraphics Scoreに至っては40%近く水をあけている。旧世代からの乗り換え対象としても、GTX 750 Tiはかなり魅力的だ。
続いては重量級の3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用し、ハイレベルな3D描画シーンにおけるパフォーマンスをチェックしていく。プリセット設定はDirectX 9ベースの“Basic”に加え、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択して計測を行った。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
まずどちらのプリセット設定でも、「GV-N75TWF2OC-2GI」はリファレンス比で10%以上のスコア差を安定して叩き出しており、オーバークロックの効果がよく現れている。かなりの高負荷がかかる“Extreme”でもAverage FPSで30FPS近くをマークし、よく健闘しているという印象だ。
そして前世代とAverage FPSを比較してみると、“Basic”で60%以上、“Extreme”で35%と圧倒的。同じミドルレンジモデルながら、GTX 750 Tiでは3Dパフォーマンスがかなり向上しているのが見て取れる。