エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.318
2014.04.17 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは実際のプレイシーンを想定し、ゲームベンチを使用した計測に移っていこう。まずはDirectX 11対応タイトルより「ロストプラネット2ベンチマーク」をチョイス。最も大きな負荷がかかるように設定し、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ロストプラネット2ベンチマーク |
GTX 750 Ti同士の比較から見ていくと、低解像度動作で8%以上、フルHD解像度では11%以上と、負荷が大きくなるにつれ性能差が拡大している。さらに「GV-N75TWF2OC-2GI」は、フルHD環境で快適さの指標となる60FPSを楽々クリア。オーバークロックの結果、プレイシーンで一段上の快適さを手に入れている。
前世代との比較でも傾向は同じで、より負荷の大きなフルHD環境で20%以上のスコア差をマーク。最新アーキテクチャの恩恵は大きいようだ。
続いてはカプコンの人気ホラーアクション「バイオハザード6」のPC版ベンチマークテスト。品質設定は最高品質(初期設定のまま)にセットし、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに設定して計測を行っている。
バイオハザード6ベンチマーク |
解像度に関わらずリファレンス比では約13%のスコア差をマーク、こちらのテストでもオーバークロックの効果が十分に出ている。GTX 650 Tiとの比較でも27%前後の大差がついた。ちなみにいずれのモデルでも快適動作のスコアは達成しているが、GTX 650 TiのみフルHD解像度動作で“ランクS”を逃している。
次はオンラインの大型タイトルより、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のベンチマークテストを試してみよう。品質設定は“最高品質”をチョイス、解像度はこれまで同様1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
リファレンスクロックと比較すると8%前後のスコア差が開いており、オーバークロックの効果はしっかりと発揮されている。「GV-N75TWF2OC-2GI」のみフルHD環境でも“非常に快適”とされる“7,000”に肉薄しており、よりレベルの高い快適プレイが見込めるだろう。
「GV-N65TOC-2GI」との比較では、どちらの解像度環境でもスコア差が30%以上に拡大。前世代との違いを見せつけている。