エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.322
2014.04.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは実際のプレイシーンを想定し、ゲームベンチを使用した計測を行っていこう。まずはオンラインタイトルのビッグネームから、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のベンチマークテストをチョイス。品質設定を“最高品質”にセットし、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択してテストすることにした。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
すでにスイッチを押すまでもなく、“非常に快適”の指標となる7,000を圧倒的にクリアしている。もはや快適プレイに疑問はないものの、スイッチオンにおける性能差はこちらでも健在。低解像度では7~8%と水をあけ、フルHD環境でも4~5%のスコア差を維持している。さらなる重量級タイトルでの快適さを占う上でも、こうした傾向は歓迎したいポイントだ。
次もオンライン系のタイトルより、「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストを使用してパフォーマンスをチェックしていく。品質設定はプリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセットし、解像度は先ほど同様1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測を行った。
ファンタシースターオンライン2ベンチマークver.2.0 |
SCOA:5,001以上で快適動作というやや軽めのベンチマークソフトだが、それだけにオーバークロックの効果がかなりハッキリ現れた。CPUの動作クロックの影響が大きいのか、低解像度で約18%、フルHD解像度でも13%以上のスコア差をマークしている。
ちなみに「オーバークロックスイッチ」による設定変更は瞬時に反映されるため、テスト中も都度ソフトを再起動する必要なくパフォーマンスがアップしていることを言い添えておきたい。
続いては、DirectX 11対応のタイトルから「ロストプラネット2ベンチマーク」を実行。最も大きな負荷がかかるように計測環境を設定し、従来通り解像度を1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンにセットしてテストを行った。
ロストプラネット2ベンチマーク(FPS) |
一般的に60FPSを稼げば快適と言われる中で、スコア的にはどちらも問題ないレベルに達している。そうとなれば“OCモード”における伸びしろが気になるところ。はたして低解像度で7%以上、フルHD解像度では9%近くのパフォーマンスアップを達成している。これがスイッチを押すだけで実現できることから、ユーザーにとってはかなりありがたい機能と言えるだろう。
ベンチマークテストの最後には、カプコンのホラーアクション「バイオハザード6」のPC版ベンチマークテストをチョイス。品質設定は最高品質(初期設定ママ)とし、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに切り替えて計測を行った。
バイオハザード6ベンチマーク |
こちらのテストでもお手軽オーバークロックが威力を発揮し、低解像度で6%以上、フルHD解像度で4%以上の性能向上が実現した。実際のプレイシーンにおける恩恵が期待できるのはもちろん、いつでも好きなタイミングでパフォーマンスアップできるという気楽さは堪えられない。