エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.323
2014.05.02 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕/池西 樹(テストセッション)
パッケージから「NEMESIS」本体を取り出し、外観スタイルからチェックを始めよう。高エアフローで空冷最強クラスを狙うモデルだけあって、大型ヒートシンクには標準で2基の冷却ファンが搭載されている。
標準でデュアルファン仕様の「NEMESIS」。冷却機器としては珍しいレッドカラーフレームファンは、標準で2基マウントされている |
外装パッケージは冷却ファンのフレームカラーに合わせた、赤色基調。ちなみに「NEMESIS」の語源はギリシャ神話に登場する女神の名前。初出は定かではないが、風雲急を告げる物々しいパッケージデザインが特徴だ。
外装および内部いずれも環境に配慮紙製パッケージを採用。なお外形寸法は実測で約W165×D145×H205mmだった |
「NEMESIS」の外観を特徴付けているのが、いわゆるツインタワー型のヒートシンクだ。アルミニウム製放熱フィンはニッケルコーティング処理が施され、仕上がりも美しい。
2つのヒートシンクは幅サイズが異なるだけでなく、放熱フィン末端の形状にも違いがある。ここではヒートシンク全体と、左右の違いを見ていこう。