ブラックとシルバーのツートンカラーが美しい外観を観察

スペックの確認に続いて、ここからは画像を使い、詳細な検証を進めていくことにしよう。筐体は側面をシルバー、トップとボトムをブラックに配色したツートンカラーを採用。さらにトップパネルには、起動時にグリーンに発光するギミックが搭載され、システムの状態を素早く確認することができる。

起動時は、LEDによりトップパネルが鮮やかなグリーンに発光する。通電状態がわかりにくいコンパクトPCでは、実用面でも有効な装備だ
フロントインターフェイスは、USB2.0×2、7-in-1マルチカードリーダー×1、音声入出力×2。またIRレシーバや電源ボタン、アクセスランプなども実装される	リアインターフェイスは、USB3.0×4、eSATA×1、ギガビットLAN×1で、ディスプレイ出力は、HDMI×1、DisplayPort×1の2系統。また下段にはメッシュ仕様の吸気口が設けられている
左側面には排気スリットとケンジントンロック用ホールを備える	底面部にはパネル固定用ネジを兼ねたゴム製台座×4が実装される
	ゴム製台座を使い高床式とすることで、底面パネルの吸気スリットから効率よく外気を取り込むことができる

底面パネルを開けて内部を確認。組み立てはドライバ1本で行えるシンプル設計

続いて底面パネルを取り外し、本体内部を確認していこう。組み立ては2.5インチドライブとDDR3-SODIMMメモリを取り付けるだけのシンプル設計。ワイヤレス拡張カードなど、その他のコンポーネントはあらかじめ実装されるため、初心者でも戸惑うことなく組み上げることができる。

まずは筐体を裏返して、4本のゴム製台座兼固定用ネジを取り外す。こちらはハンドスクリューのため工具は不要
両端のツメに注意しつつ底面パネルを取り外せば、2.5インチドライブベイとDDR3-SODIMMスロットが姿を表す
限られたスペースを有効に活用し、各スロットの配置を最適化することで、2.5インチドライブを搭載可能。また基板中央にはクーラー用吸気口が設けられている
miniPCI-Expressスロットには、最大433Mbpsに対応するワイヤレス拡張カードIntel「Dual Band Wireless-AC 3160」を標準装備
DDR3-1333MHzに対応するメモリスロット。シングルチャネルで最大8GBまで増設できる
基板から突き出すように配置されたSATAポート。インターフェイスはSATA3.0（6Gbps）で、最新SSDにも対応する	2点のネジ止めにて固定されているスチール製マウンタ
スチール製マウンタを取り外し、2.5インチドライブに固定したところ
2.5インチドライブは、7mm/9.5mm厚両対応。HDDなら2TBの大容量モデルも搭載できる
ストレージとメモリを装着すれば準備は完了。あとはOSをインストールするだけで、完全なPCとして動作させることができる