ZOTACカラーに配色されたUEFI。インターフェイスはレガシーUIを採用

近頃では、マウス操作に最適化された“インタラクティブUI”を採用するUEFIが増えているが、「ZBOX nano AQ02」では従来通り、キーボードで操作する“レガシーUI”を搭載する。とはいえ、設定項目はシンプルで、分かり易いものばかりのため、あまり設定に慣れていない人でも頭を悩ませることはないだろう。

PCの基本情報が確認できる「Main」画面。画面の移動は「←→」キーで行うことができる

「OC」画面で設定できるのはメモリクロック（800MHz～1,333MHz）と、メモリ電圧（1.40V～1.75V/0.05V刻み）のみ

「Features」画面では、搭載デバイスやCPU/GPU、各種インターフェイスの動作を設定できる

PCの状態をリアルタイムで確認できる「PC Health」画面。CPUクーラーのファン回転数もこちらで調整可能

ハイバネーションや休止状態、ディープスリープなどの設定を行う「Power」画面

周辺機器を増設して起動しなくなった場合には、「Boot」画面でドライブの優先順位を確認してみよう

Windows 7エクスペリエンス インデックス

ここからは各種ベンチマークソフトを使い、気になるパフォーマンスを確認していこう。まずは「Windows 7エクスペリエンスインデックス」による基本性能のチェックから。

Windows 7エクスペリエンスインデックス

2D描画時はGPUクロックが212MHz前後で推移するため、「グラフィックス」は“4.4”とやや低調。またメモリクロックもシングルチャネル動作の影響か、“5.9”と伸びきらない。ただし、それ以外のスコアはいずれも6.0を超える上々のスコア。実際に操作をしていても、カクつきが気になるシーンはなく、標準的なデスクトップ動作やWebブラウジング、Officeワーク程度であれば、快適な動作が期待できる。