エルミタ的一点突破 Vol.31
2014.05.08 更新
文:GDM編集部 池西 樹
技術的な話はこのくらいにして、ここからは画像を使い、詳細な検証を進めていく。製品パッケージには、ほぼ実寸大の製品画像と製品名が大きく描かれ、一目見てそれと分かるデザイン。外形寸法は公称、W115×D110×H192mm、重量は780g。本体同様コンパクトにまとめられ、持ち帰る際にも邪魔になることはないだろう。
硬質ダンボールを採用するパッケージ。前面には製品画像が大きくイラストされている | |
側面や裏面には製品スペックや特徴が記載されているため、購入前に確認しておこう | パッケージを開封したところ。CPUクーラー、冷却ファン、付属品がそれぞれ縦に整然と配置されていた |
続いて「巽」をパッケージから取り出し、外観をくまなくチェックしていこう。「ナロータイプフィン構造」を採用するヒートシンクは、W102×D59×H146mmのコンパクトサイズ。付属の92mmファンを搭載しても奥行は83mmしかなく、LGA2011やLGA115xのリファレンスクーラー(奥行約100mm)を大きく下回ることから、メモリスロットとの干渉は心配ないだろう。
熱移動に重要な受熱部には、ニッケルメッキを施した肉厚の銅製ベースプレートを搭載。さらにヒートシンクを兼ねた銅製ブロックを使い、φ6mm×3本のヒートパイプを挟みこむことで、CPUの熱を素早くヒートシンク全体へと拡散する。