エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.326
2014.05.14 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
内部構造を細かくチェックしていくと、マザーボードトレイには対応フォームファクタが刻まれていた。サイズ別に末端の位置が示されており、上からMini-ITX、MicroATX、ATX、右端にはE-ATXの文字が確認できる。ここまでなら問題はないが、よく確認すると最下段には懐かしい「BTX」の文字が刻まれている。
2003年に登場した「BTX」規格は、Intelにとってあまり触れて欲しくない過去かもしれないが、「ZM-H1」にBTXのサイズが表記されている理由は不明。そもそもATX系とはレイアウトに互換性がないため、スペック表や製品サイトにも記述は見当たらない。もう一度確認しておくと「ZM-H1」は、E-ATX、ATX、MicroATX、Mini-ITXに対応するフルタワータイプのPCケースだ。
いにしえの「BTX」の文字が最新PCケースのマザーボードトレイに刻まれている |
「ZM-H1」の外装・内部をくまなくチェックしたところで、付属品をご紹介しよう。多くのギミックを備えたフルタワーPCケースながら、組み込みに必要な付属品の部品点数は比較的少ない。ツールフリー機構をはじめ、設計の最適化によりユーザーの作業を極力軽減させた結果と捉えることができるだろう。なお付属品の名称は、マニュアルに準拠。例によって内容物(個数)は予告なく変更される場合がある事をお断りしておく。
A Bolt(#6-32*5mm)×6 PSU、PCI | B Bolt(M3*5mm)×35 M/B、FDD、SDD、ODD |
C Bolt(FH Tap 5*10mm)×8 | Stand Off×7 |
Cable Tie×5 | CPU 12V Extension Cable ×1 |
Manual×1 | Hot SWAP SATA Cable×1 |