エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.328
2014.05.20 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
続いても3Dベンチマーク系のテストより、テッセレーションを駆使した「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」をチョイス。DirectX 9動作の“Basic”と、DirectX 11をフル活用した“Extreme”のプリセット2種類を選択し、計測を行った。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
低解像度から見ていくと、Max/Average FPSともに8%以上のスコア差が開いており、オーバークロックの効果がハッキリと現れている。高負荷な“Extreme”でもその差を維持しているのも感心。ややバラつきの多いMin FPSでは、数値はともかくいずれのプリセットでも大差をつけており、全体的にスコアの数値が安定しているのがよく分かる。購入時からこうしたパフォーマンスの恩恵を享受できるのはありがたい。
次は重量級のFPSタイトルより、おなじみの「バトルフィールド4」をテストする。同作はAMD GPUのアピールポイントである“Mantle”対応タイトルであることから、APIはDirectXとMantle両方を切り替えつつ計測。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDにセットし、ゲーム内の画質設定は“高”と“最高”を選択。「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでの平均フレームレートを、コマンドを使用して計測した。
バトルフィールド4:画質設定“高”(FPS) | |
バトルフィールド4:画質設定“最高”(FPS) |
新鋭API Mantleのサポートはで、「VAPOR-X R9 270X」にとっても大きなメリットで、実際にどちらのクロックでもMantle動作時の方が安定してフレームレートを稼いでいた。特に画質“高”において快適さの指標となる60FPS以上をマークするなど、快適度の向上は間違いなし。画質“最高”でも40FPS以上を叩き出しており、まずまずプレイできるラインを守っているのはさすがだ。
なお、オーバークロックによるクロック差はゲーム上でも効果アリ。“高”設定で約9%、“最高”設定で6%以上の差を付けているため、プレイ中でも実感できるシーンがあるだろう。