エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.328
2014.05.20 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
こちらも定番のゲームベンチから、カプコンの人気ホラーアクション「バイオハザード6ベンチマーク」を選択。品質設定は“最高品質”(初期設定ママ)で、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選んで計測を行った。
バイオハザード6ベンチマーク |
これまでのテストとほぼ同じ傾向と言えるだろう。オーバークロックにより、リファレンスに比べ低解像度時とフルHD解像度で約8%のスコア差をつけている。なお、差はわずかながら負荷が大きくなるほどその効果を増しているため、突発的に重くなるシーンなどではオーバークロックモデルの方が有利になるだろう。
続いてはオンラインの大型タイトルから、スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のベンチマークテストをチョイス。品質はもちろん“最高品質”で、解像度は先ほど同様1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターン選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
いずれの設定でも「非常に快適」の指標となる7,000を凌駕しており、快適プレイは疑いなし。現行のタイトルのほとんどがフル解像度で快適動作する、というR9 270Xのコンセプトにも合致している。
その一方でスコアの数値に視点を移してみると、「VAPOR-X R9 270X」はどちらの解像度でもリファレンスに比べ6%以上優速。他のタイトルや今後登場する重量級タイトルへの備えとしても、頼もしい要素といえる。
ベンチマークテストの最後は、こちらも人気のオンラインタイトルをベースとした「ファンタシースターオンライン2ベンチマークver.2.0」で締めくくろう。品質設定はプリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセット、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンの解像度で計測を行った。
ファンタシースターオンライン2ベンチマークver.2.0 |
やや軽めのベンチマークのため動作クロックの影響が大きいのか、リファレンスに対しどちらの解像度でも15%前後と大差がついた。プレイするタイトルによっては、オーバークロックの効果がかなり大きい場合があるようだ。もっとも快適動作の指標となる5,000は両方が圧倒的に凌駕しており、どんなシーンでももたつくことなくプレイできるだろう。