エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.329
2014.05.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
外観のチェックが終了したところで、ここからは「GA-E2100N」を実際に起動して、そのポテンシャルを確認していこう。今回の検証では、電源ユニットに玄人志向のファンレス電源ユニット「KRPW-FL600W/92+」、ストレージにPLEXTOR「M5 Pro」シリーズの256GBモデル「PX-256M5P」を用意。これを、ATXケースAntec「Three Hundred Two AB」へと組み込み、ファンは一切回転させない完全無音状態にて検証を行っている。
またベンチマークセッションではE1-2100の性能を測るため、比較対象としてOntario世代のAMD Fusion CシリーズAPU C-60(2コア/定格1.00GHz/TB時1.33GHz/Radeon HD 6290/TDP9W)でも計測を行った。TDP、CPUコアクロックとも同等のプロセッサだが、どの程度パフォーマンスに違いがあるのか明らかにしていこう。
C-60の「CPU-Z 1.69.2」の結果。定格クロックは1.00GHzだが、TurboCore機能が実装され、TDPに余裕がある場合には1.33GHzまでクロックが上昇する | |
「GPU-Z 0.7.8」の結果。内蔵されるGPUはSP数80基のRadeon HD 6290で、動作クロックは定格276MHz、TC時400MHz |
「GA-E2100N」に実装される制御プログラムは、軽快な動作が特徴の「UEFI DualBIOS(TM)」。キーボードだけでなくマウスによる操作にも対応しており、UEFIの操作に不慣れな人でも迷うことなく項目の選択・設定ができるだろう。また省電力向け製品では省略されることが多い、各種倍率や電圧設定機能も実装され、用途に合わせてさらに消費電力を抑えることができる。