ASRock「Z97 Extreme6」実動チェック開始

ここからは「Z97 Extreme6」をベースにPCを組み上げ、実動チェックを進めていくことにしよう。CPUにはHaswell Refreshの最上位モデルIntel Core i7-4790を採用。さらにPCI-Express2.0（x4）対応のM.2 SSD、Samsung「XP941」シリーズの512GBモデル「MZ-HPU512T/000」を用意して、気になるUltra M.2の挙動やパフォーマンスについて確認を行っていく。なおテスト機の詳細スペックは以下の通り。

Intel Core i7-4790の「CPU-Z 1.69.2」の結果。搭載機能やグラフィックスに変更はなく、Haswellとの違いは動作クロックのみ
OSインストール直後の「デバイス マネージャー」を確認。Ultra M.2に接続した「MZ-HPU512T/000」は標準的なディスクドライブとして認識される
「MZ-HPU512T/000」の「CrystalDiskInfo 6.1.12」の結果。NCQ、TRIM、S.M.A.R.T.などの機能が使用できる

デザインが刷新された「インタラクティブUEFI」

まずは「Z97 Extreme6」に搭載されている制御プログラムから確認していこう。ASRockでは、これまでもサウンド・ビジュアル効果が楽しめる「インタラクティブUEFI」を採用していたが、ASRock 9シリーズでもこれを踏襲。ただしGUIは大幅に刷新され、シンプルかつスマートなものへと変更されている。なおUEFIの各項目は、今後のバージョンアップによって変更される可能性がある点には留意してほしい。

ブルーを基調としたシンプルなデザインのUEFI。USBメモリを接続しておけば、「F12」キーでスクリーンショットを取得できる
UEFI起動時のアクティブページは「Active Page On Entry」で設定可能。頻繁にアクセスするページがあるなら変更しておこう	UEFIの解像度は、フルHD（1,920×1,080ドット）とXGA（1,024×768ドット）の2種が選択できる
詳細なオーバークロック項目が並ぶ「OC Tweaker」画面。倍率ロックフリーの「K」シリーズCPUを組み合わせれば、自由にチューニングを楽しむことができる	「K」シリーズ以外のCPUでもGPUコアのオーバークロックは可能
XMPプロファイルを読み込めば、オーバークロックメモリも簡単に使用できる	メモリに登録されているプロファイルは「DRAM Tweaker」で確認できる
チップセットやストレージなど、オンボード機能の設定は「Advanced」画面にまとめて収録されている
各ポートやスロットの接続状況を確認できる「System Browser」画面	プロファイル機能を使えば、複数のUEFI設定を保存可能
「Hardware Monitor」画面には、ステータスモニタと高機能ファンコントローラが搭載される