エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.333
2014.06.11 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
続いて両サイドパネルを取り外し、内部構造を細かくチェックしていこう。ここでもキーワードは「2段構造シャーシ」設計。特に左側面から内部を確認すると、上下に分割されたエリアが露わになる。これが「2段構造シャーシ」だ。
左側面から「ZM-M1」内部を見ると、2階建て構造になっている事が分かる |
内部構造チェックの手始めに、ドライブベイレイアウトを見ていこう。近頃のPCケースは、ミニタワー型であることを理由に収納力が劣る事は決してない。むしろ格納スペースを優先して確保する傾向にあるため、デスクトップPCケースさながら、多くのSSDやHDDがマウントできるように設計されている。ここからは各搭載スペース毎に、「ZM-M1」のストレージ収納力をチェックしてみよう。
フロントパネル下部のドアを開くと、内部には5.25インチオープンベイと、リムーバブルベイが装備されている。
5.25インチオープンベイは言わずもがな光学ドライブ用。この手の小型PCケースの場合、スリム型光学ドライブになりがちだが、「ZM-M1」では選択肢が多い5.25インチ光学ドライブをチョイスする事ができる。
その上段にはリムーバブルベイも用意される。ホットスワップ対応で、SATAインターフェイスの2.5インチSSD(HDD)および3.5インチHDD(SSD)が1台マウント可能。大容量データのバックアップや、データの移動に役立つ装備だ。手持ちの資産を生かして、大いに活用したい。
「ZM-M1」のドライブベイで要となるのが2.5/3.5インチ共用シャドウベイだ。最大3台がマウントできるケージスタイルのシャドウベイは、専用トレイを備えたツールフリータイプが採用されている。
トップパネルを取り外すとあらわになる2.5インチシャドウベイ。2階建て設計の”ロフト部分”に当たり、2台の2.5インチSSD(HDD)が搭載できるようになっている。
本体最上部に位置する2.5インチシャドウベイ。屋根裏部屋とも言うべきこのスペースには、2台のSSD(HDD)を並べてマウントできるように設計されている | |
2.5インチHDDのマウントには、付属のゴムブッシュ「HDD Anti-static rubber」と専用ネジを使用。予めSSDに4本のネジを装着し、2.5インチシャドウベイにスライド固定するツールフリースタイルが採用されている |