ケーブルマネジメント

タワー型PCケースのケーブルマネジメント機構で重要なのは、マザーボードトレイ裏側のいわゆる「裏配線」だ。エアフローの妨げになるケーブル類を、マザーボードトレイとサイドパネル間の空きスペースに押し込み、PCケース内部を整理整頓しようというもの。今や主流のスタイルだが、「2段構造シャーシ」設計を採用する「ZM-M1」は、マザーボードを横置きにするため、「裏配線」という概念は成立しない。
　とはいうものの、上段下段の各エリア間でケーブルを行き来させるケーブルスルーホールは必須。これを上手に使えば、無駄を抑えたケーブルレイアウトを構築する事ができる。

拡張スロット横に位置するスルーホール（画像左）は、2スロット占有グラフィックスカード使用時は利用が厳しい。メモリスロット横（画像右）のスルーホールは、最も開口部が広く複数のケーブルを通す事ができる
ATXメインコネクタとSATAコネクタ横のスルーホール（画像左）は説明不要、なくてはならない存在。2.5/3.5インチシャドウベイ下（画像右）のスルーホールは冷却ファン用ケーブル等を通す事ができるだろう

ZALMAN「ZM-M1」付属品総点検

組み込みに向け、ZALMAN「ZM-M1」の付属品一式をチェックしておこう。組み込みに必要なネジ類は、ひとまとめに小袋に詰め込まれ、さらにマニュアルと共にジッパー袋に収納。PCケース内部に収められていた。なおマニュアルは母国語の韓国語をはじめ、英語、フランス語、スペイン語の4カ国語で、残念ながら日本語表記は無い。PCケースは図説さえ明確であれば、英語表記だけで困る事は無いだろう。しかしながら、日本市場でもZALMAN製品の人気は高く、PCケースのセールスも好調と聞く。そろそろ日本語表記を加えてもいいのではないだろうか。

A Bolt（#6-32＊5mm）×4 [PSU]	B Bolt（M3＊5mm）×8 [M/B,ODD]
C Bolt（M3＊4mm）×8 [2.5″ HDD/SSD]	Stand Off×1
Cable Tie×4	HDD Anti-static rubber×8 [2.5″ HDD/SSD]
Manual