エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.334
2014.06.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
OCZ「RevoDrive 350」シリーズ 「RVD350-FHPX28-480G」(480GB) 製品情報(OCZ Storage Solutions)(株式会社アスク) |
今回検証を進める「RevoDrive 350」は、OCZブランドのクライアント向け最上位SSD「RevoDrive」シリーズに属する最新モデル。SSDコントローラは、LSI製SATA3.0(6Gbps)コントローラ「SandForce SF-2282」を4基(240GBモデルのみ2基)実装し、同社のSAS RAIDコントローラにて制御することでRAID 0環境を構築。さらにインターフェイスのボトルネックを解消するため、接続バスにはPCI-Express2.0(x8)が採用され、チップセットRAIDでは達成できない高い転送速度を実現した。
クライアント向け最上位に位置付けられる「RevoDrive 350」シリーズ。接続バスにはPCI-Express2.0(x8)を採用し、帯域幅のボトルネックを解消している |
またNANDフラッシュには、耐久性と信頼性に定評のある19nmプロセスの東芝製MLC NANDを搭載。さらに独自NANDマネジメント技術により、TRIMやガーベッジコレクションもサポートされ、1日あたり50GB(一般的なワークロード下)書込に3年間に耐えられる高い耐久性を備えているのも特徴だ。
「COMPUTEX TAIPEI 2014」のOCZブースでは、2台の「RevoDrive 350」をRAID 0で動作させるデモも行われていた |
容量ラインナップは、240GB、480GB、960GBの3モデル展開。公称スペックは容量によって異なるが、今回検証を進める480GBモデル「RVD350-FHPX28-480G」は、シーケンシャル読込最大1,800MB/sec、書込最大1,700MB/sec、ランダム読込最大90,000 IOPS、書込最大140,000 IOPS。消費電力は、アイドル時9.5W、アクティブ時14.0Wで、外形寸法は、W126.3×L180.9×21.6mm、重量は310gだ。
「CrystalDiskInfo 6.1.12」からは4つのSSDとして認識される「RVD350-FHPX28-480G」。RAID構成のSSDながら、TRIM機能に対応しているのも重要なトピックだ |