エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.334
2014.06.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後に「ATTO Disk Benchmark 2.47」にて、シーケンシャルアクセスのピーク性能を確認しておこう。
ATTO Disk BenchMark 2.47 |
読込1746MB/sec、書込1857MB/secを計測し、シーケンシャルのピーク性能は文句なし。帯域幅がボトルネックになるオンボードRAIDでは、SSDの台数を増やしても達成するのが難しく、まさにPCI-Express2.0(x8)接続のメリットをいかんなく発揮した結果といえるだろう。
今回はPCI-Express2.0(x8)対応SSD「RevoDrive 350」シリーズにスポットを当て検証を進めてきた。LSI「SandForce SF-2281」の採用や、RAIDコントローラによる制御のため、やや得手不得手はあるものの、シーケンシャル1,800MB/sec、ランダム150,000 IOPSを超えるパフォーマンスはやはり魅力的。チップセットのRAID機能では実現するのが難しい性能で、とにかく高速なストレージが欲しいという人には、まさにうってつけの1枚だ。
クライアント向けでは間違いなくトップレベルの性能を備えた「RevoDrive 350」シリーズ。その性能はまさに圧巻だ |
また東芝製NANDフラッシュの採用や、独自NANDマネジメント技術の実装により、50GB/dayという高い耐久性を備えているのも評価ポイント。動画のエンコードやレンダリングなど、重い処理を常に行うようなヘビーユーザーやクリエイターにもオススメできる。最後に1点要望を上げるとすれば、SATA3.0(6Gbps)コントローラとして、高い評価を獲得している「Barefoot3」対応モデルの登場だ。これにより圧縮率によるパフォーマンス低下も解消できるはずで、ぜひ早期の登場に期待したい。