エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.336
2014.06.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
次に冷却ファンを取り外し、ヒートシンクのみをじっくり観察してみたい。ヒートシンクを形成する放熱フィンはアルミニウム製。フィンデザインは左右幅いっぱいに広がるロングサイズと、受熱ベース付近で幅を狭めるショートサイズの2種類で構成。前者は41枚、後者は7枚がそれぞれ積み重ねられ、合計48枚のアルミニウム板が使用されている。
「Nic L31」で使用されるヒートパイプは、このクラスで一般的に使用されるφ6mmよりも一回り太いφ8mmを使用。合計3本の銅製ヒートパイプは腐食を防止するメッキ処理が施され、アルミニウム製放熱フィンの上部まで貫通する。
ヒートパイプの役割を十分に果たすには、アルミニウム製放熱フィンとの接触部分が重要。「Nic L31」は工作精度も高く、仕上がりが美しい | |
受熱ベース部から伸びるφ8mmヒートパイプは緩やかに90°曲げられ、放熱フィン最上部まで貫通する | |
放熱フィン最上部に突き出たヒートパイプ。末端はヒートパイプ素材そのもので、キャップなどの装飾はない |