エルミタ的一点突破 Vol.338
2014.07.03 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、ここからはいよいよ「Z97I GAMING AC」を実際に動作させてのパフォーマンスチェック。テストに当たっては可能な限りゲーミングマザーボードとしてのニーズに沿うべく、グラフィックスにRadeon R9 270X搭載カード「R9 270X GAMING 2G ITX」をエムエスアイコンピュータージャパン株式会社より借り受け、検証に使用することにした。
「R9 270X GAMING 2G ITX」は、アッパーミドルクラスのGPUを搭載しながら、奥行き170mmのショート基板を採用する極小モデルだ。Mini-ITXマザーボードとの組み合わせを想定し、ピタリ同じサイズに仕上げられている。相性の良さは言わずもがな、最小クラスのゲーミングマシンを構成するパートナーとして、ベストといえる存在だ。
MSI「R9 270X GAMING 2G ITX」 実勢売価23,980円前後 製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社) |
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Mini-ITXマザーと同サイズとなる、奥行き170mmのショート基板を採用。コンパクトながら静音・高冷却を実現する「RADAXファン」を装備、ブースト1,080MHzのOC仕様に仕上げられている |
そしてゲーミングマシンだけにCPUは“Devil’s Canyon”を・・・と言いたいところ、今回は機材調達の関係上Haswell Refresh世代の上位モデルIntel Core i5-4690(4コア/4スレッド/3.5GHz/TB時3.9GHz/L3キャッシュ6MB/TDP84W)を使用した。CPUチューニングには非対応のモデルということもあり、テストでは「GAMING App」による簡易設定を使用し、ゲーミングマシンとしての付き合い方を探ってみることにした。なお、その他のテスト環境については以下の表を参照していただきたい。