エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.339
2014.07.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
さて、ここからは「Z97 Anniversary」を使い、Pentium G3258のオーバークロックに挑戦していくことにしよう。今回の検証では「Anniversary」シリーズの独自機能「Pentium Anniversary Boost」に加え、手動設定による「CPU/GPUコア調整」を実施。各種ベンチマークテストが完走できる設定を探ることにした。
「Pentium Anniversary Boost」のプリセット設定は、安全圏のチューニングが施されているようで、最高設定の4.20GHzでもすべてのベンチマークが問題なく完走した。その後「Load Optimized CPU OC Setting」をベースにさらに調整を詰めていったところ、CPUコアは4.60GHz、GPUコアは1650MHzまで引き上げることに成功した。
「Z97 Anniversary」およびPentium G3258のオーバークロック耐性を確認したところで、ベンチマークテストによるパフォーマンス検証に移ることにしよう。まずは定番CGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」を使い、CPUコアの性能計測からはじめよう。
CINEBENCH R11.5(cb) |
CPUコアの性能がリニアに影響するベンチマークということで、動作クロックに合わせて綺麗にスコアが上昇している。ちなみに定格との比較では、4.20GHzで約30%、4.60GHzでは約50%と大幅な伸びを示しており、定格クロックが低目に設定されているPentium G3258では、オーバークロックの効果は非常に高いことがわかる。