In Win「IW-CE685/300P」外観スタイル

まずは手始めに、In Win「IW-CE685/300P」の外観スタイルから検証を開始しよう。MicroATXおよびMini-ITX両フォームファクタに対応するスリム型PCケースの「IW-CE685/300P」は、外装をブラックに塗装。主素材はスチール製で、フロントパネル等の一部にはプラスチックが使用されている。外形寸法は幅404mm、奥行き334mm、幅96mmで、重量や4.78kgだ。外観デザインはオーソドックスなもので、コンシューマ向けのATXミドルタワーPCケースのような装飾やアクリル窓などの装備は一切なく、オフィスユースでも違和感は全くない。なお設置は横置き、縦置きいずれにも対応する。

横置き時は、唯一着脱できる外装パネルが上面に位置する。マットブラック塗装は高級感もある

縦置き時は、四隅のインシュレーターの関係上、フロントアクセスポートは必ず下側にレイアウトされる

底面チェック

ここで言う底面とは、横置き時における「底面」のこと。縦置き時は「右側面」になるワケだ。ボディをひっくり返してチェックすると、四隅にインシュレーターがあるのみで、通気孔の類いもない。

インシュレーターはゴム製。駆動振動のクッションというよりは、滑り止めの役割を果たしてくれる

本体背面をチェック

本体背面は、スチール素材そのままで、塗装はされていない。イマドキのミドルタワーPCケースともなれば、内外装共ブラックに塗装されているモデルがほとんど。スチール素材の色が残るあたり、「IW-CE685/300P」は組み込みおよびビジネスユースをも想定したモデルである事を意識させられる。

スチール素材の色を残す背面。その多くの部分は、通気性を確保するための無数の穴が空けられている
バックパネルI/Oの開口部と、上部には丸穴の通気孔が確認できる	右半分は拡張スロットと、電源ユニットの搭載スペース