80PLUS PLATINUM認証の300W電源ユニット

「IW-CE685/300P」でトピックとなるのは、日本国内市場向けに標準搭載される電源ユニットだ。そもそも電源ユニットはオプション扱いのプロダクトだが、ATXに比べ選択肢が極端に少ないTFXだけに、入手性を考慮して標準搭載とした。
　搭載される電源ユニットの型番は「IP-P300HF7-2」で、国内市場でも単体発売されている容量300Wモデル。そして最大のアピールポイントは、80PLUS PLATINUM認証を取得している点。エネルギー損失が少なく、発熱がしにくい高効率設計は、容量の限られた省スペースPCケースこそ最適と言えるだろう。まさにこのPCケースにはベストマッチというワケだ。

標準搭載されるのは国内市場でも単体で入手できる「IP-P300HF7-2」。+12Vは18A×2で、最小電流値「0.05A」の省電力マネジメントが要求される、Haswellプロセッサにも対応を謳う
シャーシには3本のネジで固定。単体での外形寸法はW85×L175×65mm
搭載ファンは80mm口径で、PCケース本体内部吸気→外排気のエアフローレイアウト	筐体に貼り付けられたラベルには、In Winの電源ユニット「POWER MAN」のロゴがプリントされている

次にコネクタをチェックしておこう。高効率80PLUS PLATINUM認証を取得した「IP-P300HF7-2」だが、さすがにケーブルは直結式を採用。どちらかといえば、コンシューマ向けよりも組み込み用途を意識した製品だけに、スリーブタイプにする等という過剰なサービスは無い。なおコネクタは、20+4pinメインコネクタ、4+4pin 12V CPU Powerコネクタ、そしてFDD×1、4pinペリフェラル×1、SATA×3が用意され、必要最低限の装備により余分なケーブルやコネクタを持て余す事はない。

20+4pinメインコネクタ	4+4pin 12V CPU Powerコネクタ
	4pin FDD×1、4pinペリフェラル×1、SATA×3