エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.344
2014.08.01 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
Thermaltake「Core V1」は、市場想定売価税抜4,980円という大きなトピックを引っ提げ、自作市場に打って出た意欲作。ここまで細部をチェックしてきた限り、”価格なり”に折り合いを付けた廉価版PCケースというイメージは一切なかった。ここからは実際に組み込みを行い、構成パーツ個別の搭載方法解説、さらに作業中に気が付いた事などを挙げていきたい。
今回検証に使用したのは、以前詳細検証をお届けしたMSI「Z97I GAMING AC」 |
右側面に装備されたHDDトレイに、2.5インチSSDと3.5インチHDDを搭載してみよう。両者はHDDトレイを境に背中合わせの関係でマウントされる。2.5インチSSDは、片側2つの突起に側面ネジ穴をかみ合わせ、もう一方の側面2箇所でネジ留めする。3.5インチHDDは、HDDトレイに予め用意された穴にゴム製「3.5″ HDD Rubber」を装着。さらに専用ネジ「Screw #6-32x11mm」を使い、4箇所を固定すればいい。なおドライブを搭載させるには、事前に1本のネジで固定されたHDDトレイを取り外しておく必要がある。
次に電源ユニットを搭載してみよう。搭載テストに用意したのは、同じくThermaltakeブランドの「Toughpower 650W GOLD」(型番:TP-650P)だ。実勢価格税込13,000円前後で購入できる80PLUS GOLD認証の650Wモデルで、140mm口径冷却ファンを搭載し、奥行きは160mmというスペック。「Core V1」は奥行き200mmまでの電源ユニットがサポートされているため、問題なくマウントできるはずだ。
肝心な搭載方法だが、このままではシャーシ側面から電源ユニット本体を押し込む事ができない。そこで思い出して欲しいのが、着脱できる底面パネルの存在だ。トップおよび両側面同様、2個のハンドスクリューで固定された底面パネルはスライド着脱が可能。この珍しい仕様は、電源ユニットをマウントするための仕掛けだったワケだ。